第13話 星墜つ刻
シーンB
○ 同 温泉
マーハの場景
湯煙の中にマーハの肢体。
気持ち良さそうに、湯を浴びるマーハ。



タケル 「……」
タケルは魅入られたように動かない。
マーハ、空を見上げる。



満月。
湯に映る月とマーハ。
どこか悲しげなその表情。

と、その時一陣の風が湯煙を流す。
風に流されるように顔を背けるマーハ。
タケル&マーハ 「!」
マーハはタケルの存在に気付く。
一瞬の静止。
タケル 「う、うわああああっ!」
マーハ 「き、きゃああああっ!」
お互い真っ赤になって背合わせになり湯に肩までつかる。
タケル 「お、お前、後から入ってくるならきちんと確認しろよ!」
マーハ 「そ、そういうタケルこそ、一声かけてくれてもいいじゃない!」
沈黙、やや間。
タケル&マーハ 「あ…」
お互い何か言い出そうとして…黙る二人。
タケル 「何か…話があるんだろ?」
マーハ 「先にいいよ…」
タケル、その表情。
タケル 「…お前…これから…どうするんだ?」
マーハ 「え…」
二人、その表情。
マーハ 「ルラの使命はレインを探すため、導く事にある。わたしはもう…みんなを導く事が出来ない…。ホワイトストーンはもう光らない…」
タケル 「……」
マーハ 「わたしはみんなと一緒に行けない。ここに残って元の世界に帰る方法を探そうと思う」
タケル 「逃げるのか?」
マーハ 「!」
タケルに焦りと怒りの表情。
タケル 「じゃなきゃ、何だって言うんだ!最後の戦いは俺達に押し付けるつもりか!?」
マーハ 「それは…」
タケル 「無責任だ!」
マーハ 「わたしは足手まといになる。みんなの重荷になってしまう!」
タケル 「そんな事は関係無い!俺は…お前が…」
言いかけた言葉を噛み潰すタケル。
湯から出て行く。
マーハ 「タケル…」
一人残されたマーハ、悲しげなその表情。

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