第16話 新世界
シーンA
○ 虹の神殿・Asteriskの間
広間中央、床に描かれた六星の魔方陣。
その中央に氷結したレイン達の像。
背後にラシューヌ神像が重なり、フレディンは祭壇の前で祈りつづける。
フレディン(M) 「あれから、5年の歳月が流れました。人々を絶望と恐怖の淵へ誘う、魔王の支配。ラシューヌ神よ、どうかレインを御救い下さい」

○ 迷いの森
霞が懸った森の中を進む旅人二人の姿。
内一人は女性。
もう一人は布を巻きつけた、マント、フード姿(男か?)。
影となり、その顔はわからない。
その二人を見定める、木の上に潜む影。
旅人二人 「!(驚)」
その二人の前に、どこからかクォーレルが撃たれる。
二人の手前の地面に突き刺さる。
?(シュスフィーナ) 「ここから先はダメッ!」
森に響き渡る、少女の声。
旅人二人 「……」
?(シュスフィーナ) 「私はここ『迷いの森』の番人。ここから先は聖域なんだから、戻って!」
女性(ミッフィー) 「変わらへんな〜、シュスフィーナは…」
?(シュスフィーナ) 「まさか!」
一本の大木から飛び降り、一行の目の前に立つ13歳くらいの金髪の少女。
クロスボウを手にしている。
フード姿 「!(驚)」
少女のその顔は5年前より一段とマーハに似ている。
額に聖女の印。
一方ミッフィーの姿。
5年を経ている(シュスフィーナよりやや年上に見える)。
ミッフィー 「まあ、背丈はおっきくなったわな」
シュスフィーナ 「人の事言えないでしょ、ミッフィーさん。あれから五年も経ってるんだもの」
ミッフィー 「せやな」
シュスフィーナ 「(フード姿を見て)こちらの人は?」
ミッフィー 「ああ、紹介が遅れたわ。『マルス』って言うんや」
マルス(フード姿) 「……」
無言で見据える。
シュスフィーナ 「…ええと、はじめまして」
無口なマルスに慣れないシュスフィーナ。
ミッフィー 「悪いな、シュスフィーナ。マルスはあんま話せんのや」
シュスフィーナ 「…そう」
ミッフィー 「マルスは『復活の血族』」
シュスフィーナ 「復活…?」
ミッフィー 「せや、うち等はみんなを起こしに来たんや!」

○ 【サブタイトル】





○ 虹の神殿・Asteriskの間
広間中央、床に描かれた六星の魔方陣。
その中央に氷結したレイン達の像。
背後にラシューヌ神像が重なる。
神妙な面持ちで、見守るミッフィー、シュスフィーナ、フレディン。
一方マルスは右の手袋を外す。
マルス 「『Asterisk…』」
小さな声で不満そうなシュスフィーナ。
シュスフィーナ 「何よ、話せるんじゃない」
その言葉と共に右手より流れ出す血。
シュスフィーナ&フレディン 「!」
マルスとミッフィーはその様子に物怖じせず詠唱が続く。
マルス 「『rashyto ni yu sotzne moto shiroto hutzlanu yu tedayayo…』」
床に流れ出した血は六星の魔方陣に沿って流れ、白く光り出す。
マルス 「『Starry Revival』!」
光が氷結したレイン達を包む。
シュスフィーナ 「眩しい!!」
ミッフィー 「くっ!」
あまりの眩しさに目を覆うミッフィー、シュスフィーナ、フレディン。
フレディン 「…皆さんは!?」
マルス 「……」