第17話 永遠の命
シーンC
ミッフィー 「なっ!」
ダヴァンをラボラトリィへ残しカプセルは入り口を閉ざす。
ミッフィー 「な、なんやの!!」
ダヴァン 「……」
窓の外、優しくそして寂しげに微笑むダヴァン。
ミッフィー 「どういうことや!」
他レイン 「……」
グリン 「外から操作する人間が必要だ…」
ミッフィー 「!!」
そのグリンの言葉の意味するところを悟る。

ミッフィーの回想
炎上するシャヌーン大陸。
その様子を対岸で見つめるダヴァン。
その腕には赤ん坊のミッフィー。
血がポタポタと落ち、その一滴がミッフィーの産着を濡らす。
ミッフィー 「だぁだぁ……」
ミッフィーは心配そうに、その小さな手をダヴァンの顔へ伸ばす。
ダヴァンの両耳から滴る血。
ダヴァン 「この痛みで、エルフの罪が消えるとも思わない。デデムよ、私はこの罪で己が願望も、持てぬと思っていた…。だが…今は違う」
ダヴァンは手にしていたオレンジストーンをミッフィーの小さな手へ握らす。

ダヴァン 「『永遠の生命』を手にした己が、願望は…我が子の生命…」

ミッフィーの顔を愛しく撫でる。
回想終了。

ダヴァン 「すまなかったな、ミッフィー…」
ミッフィー、目に涙を溜め、窓を力一杯に叩く。
ミッフィー 「父ちゃん!!」
同時に走る白い閃光。
カプセルのレインの気配は消える。
ダヴァンは目を閉じる。
ダヴァン(M) 「最期に、父と呼んでくれたか…この私を…」
デデムの声 「愚かな、ここファンジームとシャヌーンで、ワシの手から逃れることなど出来るものか。まあよい、貴様は事が終えてからゆっくりと洗脳を行おう…」
ダヴァン 「貴様の野心とやらに利用されてなるものか。ならば、この肉のひとかけらもこの世に残さん!
ダヴァンは懐から小型の爆弾を取り出す。
そして…。爆発!