| 其の4 ミス・レオハルト |
| シーンC |
その晩、ミス・レオハルト・コンテストの結果が発表された。クルーの大半がバックアップルームに集う中、セイロンとダジリンがくるくるとポスターを開く。司会のヘパイストスのテンションが上がる。
「第1回ミス・レオハルト・コンテスト…栄えある優勝者は〜〜〜〜」
「あらあら、驚きましたね〜」
いつもと変わらない、穏やかなフレディンが楽しそうに微笑んだ。
「フレディンちゃ〜〜〜〜ん!」
大きく掲示されたポスターの前で、ダジリンが両手を振っている。
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1位 フレディン 10000票
2位 サンドラ 24票
3位 サルサ 12票
4位 リップ 2票
5位 クルエ&カタリム 各1票
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「どう考えても不正票じゃない、ダジリン」
「い!!」
ダジリンは背後に迫る強烈な殺気に、身震いした。目は笑っているが口は笑っていない、美しき副船長・サンドラである。第一レオハルトのクルーは占めても100人に満たないからだ。
そうしてダジリンから忍び足で離れるようとする、セイロンとアッサムの行く手はサルサとリップがそれぞれ遮った。
「違反ですね」
「し、し、し、知らないわよ〜〜〜〜!」
「責任は取ってもらいましょ」
「わてらもかい!」
「と〜ぜん!」
(女性は怒らすと怖い)
その様子を壁際から眺めながら、ヘパイストスは小さくなった。
「!」
その肩をポンと叩くシーザー。
「シーザー!?」
「悪く思わないでくれ、副船長権限だ。独房24時間、3食抜き兼トイレ掃除付き」
「!!」
かといって仕事に支障を来たす事も許されず、4人はこっ酷い罰を受けたのだ。
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