| 第9話 子供達の情景 |
| シーンC |
| ○レオハルト・ヘルツルーム |
|
ヘルツルームに集うメインクルーとサブクルーを初めとした全てのクルー達。
ホールのような部屋でさえ、人が押し合うように立つ。
巨大な十字架の前、立つのはシーザー。
未だ、テーベから持ち帰ったターバンで巻いた小さな包みを持つ。
神妙な面持ちで、シーザーと十字架を見上げるクルー達。 |
| シーザー |
「こんな夜中に、集まってもらったのは他でもない。このレオハルトの、テストフライトについてだ。
皆の覚悟を再度問いたい…」 |
|
|
|
シーザーの声はレオハルトの艦内に響く。 |
|
|
|
インサート・レオハルトブリッジ
唯1人、メインモニタを見上げるサンドラ。
シーザーの声を、インカム越しに聞く、その表情は固い。 |
|
|
| シーザー |
「グリークが死んで、もう随分経つ。
その間、計153回テストフライトを行なった。成功したのは彼女がここ、ヘルツルームで命を落としたあの瞬間だけだった」 |
|
シーザーを見上げる、ティキ、フォウリーとベドゥイン。
ジュウジュ、ペンソとシルクレスト。
リップ、クルエとサルサ。 |
| シーザー |
「俺は彼女の願いを叶えると誓った。だが、これほどの時間をかけた今を持ってもその願いは昇華されない…」 |
|
シーザーを見上げる、ジェナード、ダイス、スティックとセイクレッド。
ヘパイストス、ダジリン、セイロンとアッサム。
フレディンとカタリム。
シーザーは、ターバンを捲る。 |
| シーザー |
「今、母・グリークと子・レオハルトの魂を一つに!」 |
|
他、グリーンウッドのメンバー、元海賊達、志願クルー達。
シーザーを見上げる。
彼の手にある包みの中には、小さな石棺。 |
| ジュウジュ |
「あれは…グリークの…!」 |

|
|
シーザーはその石棺を十字架に向かい投げる。
石棺から毀れる遺灰は、光り空を舞う。
十字架の基盤、メインエンジン炉へと落ちていく石棺。 |
| ジュウジュ |
「何て事をしやがる!」 |
|
群集から飛び出し、シーザーに掴みかかるジュウジュ。
その時、レオハルト艦内に響くアラーム(SE)。 |
| ジュウジュ |
「な…何だ!」 |
| シーザー |
「!」 |
|
動揺が伝わるクルー。
レオハルトに響く、サンドラの艦内放送。 |
| サンドラの声 |
「シーザー、メインソナーに異常確認。シグナル・オールレッド…敵よ!」 |
| ジュウジュ |
「な!」 |
| ティキ |
「敵じゃと!」 |
|
動揺が伝わるクルー。
そこへ、一際大きいシーザーの檄。 |
| シーザー |
「再び問う。お前達はレオハルトと想いを一つにする事が出来るか!
その覚悟がなければ、船を降りろ! 今すぐであらば間に合う!!
母なるグリークと想いを一つにし、レインとの共闘を望むならば、直ちに配置につけ!
これが最後のフライトテストだ!!」 |
|
艦内に響く声と一瞬の静寂。
その台詞に、ジュウジュはハッとなる。 |
| ジュウジュ |
「俺達とレオハルトの想いを一つに…?」 |
|
|
| ○グリーンウッド本拠地・盆地の森 |
|
三日月。
蝙蝠の翼を持つデーモンアンデットが無数に飛び交う。
木霊する魔将達の咆哮。
そして、地震のように鳴り響く巨大な影の足音。
その山のような大きさの巨大なシルエットが、月に向かい雄叫びを上げる。 |
| 巨大魔将の影 |
「ウオォォォォ〜〜〜〜…我コソハ…魔王…
デビルダス…グオオオオォォォォッッッッ〜〜〜〜」 |
|
|
| To be continued… |
| LEGEND =Leohault= |
|
 |
  |