第1話 現の夢
シーンB
○炎上する東京
炎に包まれる東京。
遠くから聞こえる消防車のサイレンの音(SE)。
瓦礫の下敷きになっている
「つ…、さん…」
の姿を見つける。
傍に寄る
の体を揺する。
さん…さん…!」
「ううぅ〜」
は頭を振って目覚める。
「イタタタ…」
「よかった…」
「頭打った〜」
「大丈夫?」
「う、うん」
(M) 「今、『』って呼ばれたような気がしたけど…」
さん、立てる?」
「う、うん」
に支えられ、は立つ。
(M) 「気のせいか…」
「一体どの位気を失ってたんだろう」
「何があったのかな…地震? 爆発? テロとか?」
「分からない」
「他の人、見当たらないけど。普通助けてくれたっていいじゃない」
「僕達、通りの裏の方に飛ばされたから気付いてくれなかったんだよ」
「一体どの位気を失ってたんだろ…」
は大通りの方へと向かう。
後を追う
TVの声 「番組の途中ですが、ニュース速報です。本日午前11時未明、東京都港区を中心に、怪物が多数出現したとの情報が入りました。…たった今入りました情報です。避難勧告が発令されました!現地の皆さんは直ちに避難してください!!」
「怪物? 一体何を言って…」
とその時。
上空から聞こえる、鳥の大きな鳴声。
は、気配を察しる。
さん、伏せて」
「へ」
を庇うように伏せる
上空を横切るのは、グリフィン。
その光景に、は目を見開く。
「な、な、な…」
「あれはグリフィンだね」
「って、冷静過ぎ!」
「静かに、さん」
「!」
遠くから聞こえる、獣の雄叫び。
はその場を立つ。
つられて立つ、
の視線の先を同様に眺める。
その先には、東京タワー。
そしてタワーに絡みつく触手をもった巨大な芋虫のような怪物。


「ありえない…」
「キャリオンクローパーか…すごいな…」
「すごいな…って何言ってるの、君!」
「行ってみよう」
東京タワーの方角へと走り出す
「行っちゃダメ、危ないよ!」
しかし、の静止を聞いていない。
「もう、どうなっても知らないんだから!」
を追いかける。
すぐ近くで響く爆音。
「ハアハアハア」
走る
「ハアハアハア」
息が切れる
は一度立ち止まり、タワーを見上げる。
「戦ってるのか」
「でも…一体誰と?」
キャリオン
クローパー
「ジャ〜マ〜ス〜ル〜ナ〜〜〜〜ッッッッ!」
「見て、君」
「!」
上空を見上げる
横切る空軍機。
「離れた方がよさそう。
爆発に巻き込まれちゃうよ!」
「アイツの相手は、自衛隊なんかじゃない」
「もう、何を言って…」
タワーの周りに閃光が走る。
白・黄・緑の3色の光がキャリオンクローパーを包む。
「あれは…」
「キャリオンクローパーが消えた…」
「…本当だ」
3色の光は消える。
タワーに巻きついていた怪物の姿はない。
「自衛隊がやったのかな?」
「それは違うと思う」
「じゃあ、一体誰が?」
とそこに響く少女の声。
少女の声 「『Asterisk』…」
「こんどは何なの!」
「隠れよう、さん」
の手を取り、建物の影へと潜む
前方、瓦礫の上に立つ銀髪の少女。


(M) 「何だろ…あの子?
見た所、髪の色以外は普通の学生に見えるけど…」
「あの女の子…もしかして…」
「知ってるの君?」
銀髪の少女 『rashyto ni yu sotzne lyfohmakemy niraka」
 higakida nuramagokuha diyoto homy tshbito soyo
 motosoyoha ilayhe nuhbuk
u』…」
「……」
「まるで呪文みたい…」
「いや、これは本当に魔法じゃないか?」
「まさかぁ〜」
銀髪の少女 「『Rainbow Gate』!」
一面白い光に包まれる。
少女の体から立ち上る白い光。
「眩しい!」
「つ!」
再びホワイトアウト。
(N) 「以上がプロローグ…」

○ティーレ島・森の中
ハッと目を覚ます
眼前に広がる木々とその間から見える青空。


「あ〜やっぱ夢だったんだ…」
と言った所で、空を横切る巨大な赤いドラゴン。
「え!」
目を見開き、飛び起きる
遠くで爆音が響く。
「う、くっ…」
森の中、倒れている
膝を立てて座り、に手を翳している青い鎧とマントの騎士。
その手がほのかに光る。
「あなたは…?」
騎士は立ち、自分を見るに向かう。
青い騎士 「……」
憂いを秘めた騎士の表情。
顔を赤くする
(N) 「この夢のような出来事。なのに、なぜ私達は目覚める事がないのか?
その時はまだ、何も知らなかった」

To be continued…
LEGEND =Dream=